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楽曲評論家クソDDのアイドル三十七房

アイドルの話しかしません。

アイドルヲタクの7類型

アイドルヲタクと一口に言っても、実はいろいろ種類があります。

 

1. 最前厨(さいぜんちゅう)

ライブ会場でとにかく最前列に行きたがるヲタク。最前列はステージと一番距離が近く、妨げがない分アイドルを見やすいし「アイドルからも見られやすい」。

最前厨の7割ぐらいは「レス厨」でもある。アイドルに手を振ってもらえる、目線を向けてもらえるなど何かしらの反応をしてもらえることを求めてレス厨兼最前厨は最前で今日も「○○ちゃーん!!レスくださーい!!」と叫ぶ。

ところがこういう目立ちたがり屋が最前列にいると、やたら手を上げたり振ったりジャンプしたりと後列の人たちが見えづらくなってしまうため、節度を守らないと嫌われる。「アイドルを見たいではなく、アイドルに見られたいと思った瞬間が迷惑ヲタの始まり」という名言もあるくらい。

 

2. ミキサー

アイドルライブの定番、「MIX」をとにかく率先して打つ人。普通にMIXを打つ人はせいぜい「タイガー!ファイヤー!…」だが、熟達したミキサーになるともはや「テェイゲェヤ!フェェイェア!…」と何を言っているかわからないぐらいの滑舌で周囲のヲタクをアイドル以上にアジテートする。

ちなみにアイドルライブで最も頻繁に使うMIXは以下の3つ。ぜひ覚えましょう。

スタンダード「タイガー・ファイヤー・サイバー・ファイバー・ダイバー・バイバー・ジャージャー(・ファイボー・ワイパー)」

日本語「虎・火・人造・繊維・海女・振動・化繊(・飛・除去)」

アイヌ語「チャペ・アペ・カラ・キナ・ララ・トゥスケ・ミョーホントゥスケ」

意味は知りません。

 

3. 女ヲタヲタ

女性アイドルヲタク(女ヲタ)に異様なまでの執着心を持つヲタク。いわゆるアイドル現場の「出会い厨」というやつ。往々にしてほほえましい結果にはならない。

女ヲタヲタが活性化するのは特に会場入場前の整理列作成時で、自分と整理番号が近くかつ一人で参戦している女ヲタにとにかく声をかけまくり尋常じゃないレベルでなれなれしくする。ライブ中は目を付けた女ヲタの近くを陣取りモッシュの波から必死に身を挺して守ろうとするが、最近の現場ではほぼほぼ女性限定ゾーンがあってそこに女ヲタは逃げ込むことが多いので女ヲタヲタの頑張りは結局無駄に終わることが多い。

終演後は必ず待ち伏せして「ツイッターやってる?」と声をかけてくる。

 

4. ピンチケ

アイドル現場において、無駄に脱いだり、ドリンクをぶちまけたり、柵によじのぼったりと迷惑行為を働く若者の総称。AKB現場で過去発売されていた、学生向けのチケットがピンク色で、ピンクチケットで入場した客は総じて素行が悪かったことから、そういった客のことをピンクチケット=ピンチケと呼ぶようになった。

類義語としてあるのが「リンガー」。リンガーとは「アイドリング!!!」ヲタクの総称で、アイドリングTシャツを着ている人物はなぜか得てして素行の悪い人物が多かったためにリンガー=迷惑客というくくりになってしまった。アイドリング!!!は何も悪くない。

 

5. ガチ恋

アイドルにガチで恋をしてしまったヲタクのこと。アイドルを一人の恋愛対象としてみてしまい、一人の女性として好きになってしまう。

ガチ恋ヲタのゴールは「アイドルと付き合う」というところしかないため、どれだけアイドルに投資したり時間を費やしても決して満たされることはない沼にハマってしまう上に、ぶっちゃけアイドルがヲタクとくっつくことなどまずありえないので往々にして悲哀の最期を遂げる。「以前はくれていたのに、最近は全然レスをくれなくなった」「握手会・チェキ会に何度も通っているのに、未だに認知をもらえない」などのしょうもない理由ですぐ傷つき、「病んだ」「病んだ」とツイッターでつぶやく。しまいには「もう推し変する」「他界(アイドルヲタをやめること)する」などとつぶやきだすが、結局はガチ恋している推しに「大丈夫?」というリプライをもらいたいだけで、もらえないと結局病む。

ちなみにSNSや接触現場で「ガチ恋してます」を口に出して宣言する奴はだいたいファッションガチ恋で、本物のガチ恋は絶対「ガチ恋です」とは言わず&言えず、ひっそりと消えていく。

 

6.DD

「誰でも大好き」の略。いわゆる特定の推しメン、推しグループが存在せず、アイドルはすべて普遍的に好きであるというスタンスのヲタク。「箱推し(メンバー全員を推しているという意味)」という言葉を使うヲタクはだいたいがDD。広く浅く型。

言い方を変えれば多方面にええかっこしいなだけ、八方美人だと言われることもあり、それを揶揄して「クソDD」と呼ばれることもあるが、ニュアンス的には蔑むというよりは若干の愛情がこもっている場合もあるし、自分は紛れもないクソDDなので後者であってほしいと切に願う。

 

7. 後方彼氏ヅラ

ライブハウスの最後方に位置し、まるで自分の彼女のステージを見ているかのように「今日も頑張ってるな」とかぶつぶつ喋りながらたまにステージ上に向かって小さく手を振って「見てるよ。がんばって」アピールを無駄に頻繁にするヲタク。

当然だがアイドルの彼氏ではなく、彼氏ヅラをすることによって他のヲタクと一線を画したいという強烈な自意識の持ち主。最後方を陣取るのも「おれはお前たちみたいにがっつかなくてもいいから」的な適度に冷めたスタンスを保つことでほかのヲタクと一線を画したいというだけの理由からくるもの。

ライブ厨でも一人でぶつぶつ言いながら見てることが多いので、若干危険人物っぽくみられるというか事実上の危険人物。