ロックの日に聴く邦楽ロックバンドの話
GRAPEVINE(グレイプバイン)
GRAPEVINE - 光について (J-WAVE/Hello World studio live)
大学時代にアホみたいに聴いてた曲です。時を超えても褪せない曲っていうのはまさにこういう曲のことを言うんだろうと思う。
ボーカルの田中さんのスタイルがあまりにもかっこいいとバインに陶酔していたころは、自分のギターを同じものにしてみたり、ストラップも同じ虹色にしてみたり、あげくには自分が作った曲の中にも溶け込ませてみたりと何かにつけてフィーチャーしてました。
分かりづらい抒情的な歌詞というか、何回も何回も噛んでやっと理解できたと思ってたら実はほんの入り口でしかなかったと感じる瞬間がバインの曲には多い。だから何回聴いても新鮮だし、あと西川さんのソロのねばっこさを肴に酒飲める良さがある。
Wienners(ウィーナーズ)
Wienners「ドリームビート」Music Video
21世紀に誇る奇才、玉屋2060%をフロントマンに擁するロックバンド。
「ドリームビート」は、今からもしバンド始める人がいたら一度は聴いておくべき曲。王道ロックに必要な要素を2分の曲のうちにすべて詰め込んだ傑作だと思う。
キーボードとドラムのメンバーチェンジを経て現在も活動中で、フロントマンの玉屋さんはでんぱ組やベイビーレイズJAPANに楽曲提供したり、ゆるめるモ!のリミックスを手掛けたりとアイドル畑にも造詣が深い。その辺推せる。
andymori(アンディモリ)
andymori "everything is my guitar"
もう解散してしまったバンドですが、めっちゃ好きなバンド。大学時代のバンド仲間に教えてもらったのがきっかけでコピーバンドも組んでました。当時の僕はフェンダーのストラトしか持ってなくて、でもandymoriやるのにストラトってなんかおかしいと思ってセミアコ買った思い出があります。フロントマンの小山田さんが使ってるのはギブソンのES-335っていうセミアコなんですけど、貧乏学生にギブソンなんて手が出なくて結局エピフォンのカジノっていうギターを買いましたね。いまだに好きなギターです。
ちなみに解散後はandymoriの初期メンバーに一人加えた4人体制で「AL」っていう新バンドを結成して今もやってます。ツインボーカルになって、andymoriのころにあったリバティーンズぽさはほぼ無くなりましたね。
UNCHAIN(アンチェイン)
ドライブの時に聴くバンドランキングでダントツ一位の座を絶対どこにも譲らないバンド。いい意味で音がすごく軽くて、聴きごたえのあるクランチサウンドが特徴的。
ボーカルの谷川さんの歌が、とにかく良い。めっちゃうまい。高音域でも弱くならない強さがある。あとベースの谷さんがK-1ファイターの武蔵にしか見えない瞬間が何回かある。「Smile Again」とか「Spin My Head」みたいな、ジャズのコンテクストに乗った曲が多いのも個人的に好み。
フジファブリック
フロントマンだった志村さんが急逝してもう7年が経とうとしてますが、今も昔も大好きなバンド。今はギターを弾いていた山内さんがボーカルをやってて変わらず「フジらしさ」のある良い曲を作り続けているんだけど、やっぱり自分にとってのフジファブリックの完成形は志村さんがいるフジファブリックだなあと思う。
夏にフジ聴くとすぐ泣きますね。「若者のすべて」とか「赤黄色の金木犀」とかを8月9月の夕方ぐらいに聴くと全然悲しくないのになんか泣けるあの感じ。ほかのバンドには感じない特別なものを感じるバンドです。