清 竜人25「メーク♡ラブ♡ツアー」@福岡BEAT STATION
解散前の最後のツアー、その千秋楽はまさかの初福岡。
もちろんチケットはソールドアウト。発売開始と同時にチケットを取った2017年初頭の自分の頭を撫でてやりたいレベル。
よくチケット取ってくれたよ、年明け直後の俺。よくこのライブに行かせてくれたよ、春を待っていたであろう俺。案ずるな、心配しなくても5月末に斎藤佑樹は久しぶりの本拠地白星を挙げるから。1軍と2軍行き来してても長い目で見てやってくれ。
いや、それは今はどうでもいいんだ。よくないけど。おめでとう佑ちゃん。次の登板が肝心だから。まぐれ呼ばわりされないように、次は6回7回投げきってほしいね。やっぱ立ち上がりは高めに浮くっぽいから、うまく低めに集めてゴロアウト量産できれば7回100球ぐらいでいけそうだよね。
あ、本題に戻ります。
結成したてのころは、センターが男だとか女の子は全員清竜人の嫁だとか、突拍子もない設定に翻弄されて何かと色物扱いされてきたこのグループ。
ところがどうだ。結成から3年。人気絶頂の只中にもかかわらず解散宣言をし、今にも伝説になろうとしている清竜人25は、色物グループどころか「アイドル」としてあまりにも完成され尽された一つの正解になってしまった。
ステージ上で繰り広げられるのはひたすらハッピーな楽曲の中でイチャイチャする旦那と嫁の構図。こうやって文字にするとなんかアレだけど、あのステージを実際目の当たりにしてハッピーにならない人はいない。
ところが、周りはみんな泣いていた。俺も泣いた。隣にいた全然知らない、多分地元から来たであろうあんまりライブ慣れしてないのに号泣してる、NewERAのキャップ被ったハタチ前後の青年に半ば無理やり肩組まれながら泣いた。あの子は絶対優しい大人になれるよ。いい嫁さん見つけて幸せになれよ。どこの誰だか知らねえ奴といきなり肩組んで泣き出すのはライブハウスと居酒屋だけにしとけよ。
だって、こんな最高なのにもう見れなくなるってさ。ありえねえよ。
ちなみに5月29日は第6夫人の清可恩さんの誕生日だった。
それもあってライブ当日(30日)はピンクサイリウム染めの生誕企画が有志の方々によって実施された。本当、ああいうのを企画して巻き込んでやってくれる人たちには頭が上がらない。
「The♡Birthday♡Surprise」の落ちサビで一斉点灯、泣き崩れる可恩さん、泣き崩れる俺。ケーキを持って登場する竜人くん。拍手とピンク色で溢れるフロア。この状況を「幸せ」と呼ばずして何と呼べばいいんだ。これ以上適切な語彙は俺の中にないよ。誰か教えてくれ。辞書引いてくれ。
他のアイドルには存在し得ない感情が清竜人25にはある。だって他のアイドルに旦那いねえもん。成立しねえもんこんなの。曲もハッピー極振りだし。
本編が終わって、アンコールが始まって、「25♡」が流れたらやっぱりまた泣いちゃって、それでも最後は「LOVE&WIFE&PEACE♡」で終わらせてくれるあたり、やっぱり涙じゃなくて笑顔で終わるライブに仕上げてくれた。
この曲、本当、天才的に幸せだから。聴いて。マジで。
冗談抜きで、こんなグループいる?他に。
もちろん他にもいいグループはたくさんある。ただ、他のグループが向けない方向を向いて、ここまで突き詰めて完成されつくしたアイドルってやっぱりどこ探してもいないし、今後も絶対出てこない。出てきたとしても25は超えられない。
これぞアイドル。一大ムーブメントだよ。WOW WAR TONIGHTだよ。TKも25のライブ見たら涙流して隣の知らない奴と肩組んだりしちゃうんだろうな。
願わくば、清家と清家を好きな人たちが、一生この幸せを抱え続けたまま生きていければいいなと、思わされてしまうライブでした。
清竜人25が存在する時代に生まれてこれて、俺は幸せだよ。
誰が得するんだ、文春砲。
今回ばかりは堪忍袋の緒が切れた。
いわゆるウラ好きの人っていうのが一定数いるというのはわかっているし、そういう人が日頃見てるのは8割5分ぐらいの割合でヤフーニュースのエンタメ欄だし、日刊サイゾーだし、芸能ニュースしか飛んでこないグノシーってのもわかってる。
ベッキーとゲスの極み絵音の1件以来もはや市民権を得た「文春砲」という言葉。
ひとたびかまされれば大衆からの好奇の視線を一身に浴び、「人生」という2文字が音を立てて崩れ去り社会的死を迎える。火力が高すぎる。米軍かオマエは。
しかし強大な力をやおら振りかざして戦うのは道理が通らない部分がある。悟空が初戦から界王拳4倍を乱用しだしたらドラゴンボールなんて絶対読まねえし、仮にもし野党が無くなったら与党とかムチャクチャしそうだし、日常的に社長が平社員を恫喝してる会社に絶対新卒は入らない。
任侠的に言うなら筋が通らない。兄弟の盃がうんぬんかんぬん。花菱と山王会喧嘩させる気かいコルァ!って感じです。
そんな西田敏行もビックリ仰天の「筋が通らない」出来事が起こってしまった。
某レコード会社の重役さんが、元・乃木坂46メンバーの橋本奈々未さんを私物化しているのではないか、という報道があって、それに対して橋本さんが乃木坂公式HPでコメントを発表した。
これ、今世紀最強に筋の通らない話じゃないですか?
橋本奈々未さんといえば、今年2月にすでに乃木坂46を卒業、芸能界からも完全に引退することを発表して以来表舞台には一切顔を出してこなかった。
いわばただの一般人ですこの人。ちょっと前まではトップアイドルだったのは事実だけど、今や一般people、パンピーです。任侠的に言うなら堅気です。うっかり手を出そうもんなら破門モノの話。
これはさ、ちょっとさすがにどうなの週刊文春さん。
僕はそもそもこういうスキャンダラスな芸能ネタというのが心底嫌いで、同じ感覚の人もたくさんいると思う。
生まれ変わったらなりたくない職業ナンバーワンはダントツで芸能リポーターです。間違ってもASKAの未発表新曲をミヤネ屋で勝手に流すような大人にだけはなりたくない。
人の私生活掘り起こしてバッシバシ写真撮って、勝手に記事にしてテレビで喋って、それで浮気だ不倫だ解散だ確執だなんだとはやしたてて、それでもらったお給料で食べるご飯の味は果たして美味いのか。俺なら罪悪感で粗食になっちゃうよ。
とはいえ撮られる側の芸能人さんたちも、まぁ人気商売だから仕方ないとか、こういう業界に入ってきちゃったんだからとか、大人の事情かなんかは知らないがなんか奥歯に物が挟まったような物言いをする場合が多くてそれも歯がゆいとこ。
おっしゃる通りある程度仕方ないというか、そういうのを覚悟で仕事をしないといけない世界なのかもしれないが今回の場合どうだ。パンピーだぞパンピー。
今これを読んでいるあなた。もしあなたが文春のパパラッチに常時付け狙われているとしたらどうだ。そしてただ知り合いなだけの異性と一緒にいるところを撮られてやれ衝撃スクープだ特報だと記事にされて毎週木曜日に発刊されているとしたらどうだ。
今回の1件は芸能人のスクープでも何でもなく、ただただ一般人のプライバシーを無意味に掘り起こして不特定多数の人々を傷つけただけで、よく調べたらその一般人というのが元アイドルでしたというだけの話。
これで得する人はマジで誰もいない。ななみんも傷つけるし某取締役の人も傷つけるしその奥さんも傷つけるし、未だにたくさんいるななみん推しのヲタも深く傷つけるし何より現役乃木坂メンバーもいたく傷つくことだろう。
そして当事者の文春。まあウラ好きな奥様方のおかげで発行部数は上がるだろうがそれはただの特需に過ぎなくて、トータルで見た時の文春の評価というのは右肩下がり。この記事を出すことで文春のこと好きになる人なんているのか。いたら相当性根ひん曲がってんぞ。
「ここでお前が文春の記事についてしゃべってる時点で俺たちの勝ちなんだよ」とか言ってる文春関係者の言葉は無視していきます。もう、全否定だから今回は。
悲しいよね、ホント。
乃木坂やめちゃって、表舞台からも姿を消して、これからも違う場所で、ななみんらしく頑張っていってほしいね、って思っていた矢先のこれ。
考えれば考えるほど触れるものみな傷つけていく1件でしかない。
表現の自由がどうこうとか、そういうことではなく倫理的におかしいと思ってほしかった。この記事にGOサインを出した文春の偉い人とかいるのかな?いるとしたら超残念。ほぼ間違いなく年上だろうけど、俺より長い年月生きてるくせに今まで何を学んできたんだと説教してやりたい気分。マジでこき下ろしたい。
ななみんだけでなく、この1件のせいで今後一般人が記事にされるなんてことはあってはいけないことだと思う。それはもう民意とか大衆の興味関心という強大な後ろ盾をいいことに手持ちの武器を振り回しているだけで、お金にはなるかもしれないがそれと同じぐらい人として何か大事なものを失ってしまう気がする。
ななみん、こんなのに負けず、マジで頑張ってほしい。
このブログに書くことはほぼすべてが個人的な意見なので、文句があれば直接言ってきてもらいたいというのは常々言ってるので理解していただきたい。
ただ文句がある人がいたとしたら、その人は知らず知らずのうちに人として何か大事なものを失い続けた成れの果てのスキャンダルゾンビなのかもしれません。文春砲を喰らってこっぱみじんになれ。
アイドル界のベストナインを決めよう!
最近ね、自分がおじさんになったなーと思うことが増えまして。
寝ても疲れが取れないとか、なんか朝早く目が覚めてしまうとか、歯磨きでえずくとか、やたら昔の良い思い出に浸ってしまいがちだとか。
概念としての「おじさん」を水でふやかしてギュッと搾り取った、豆腐を作るときのおから的な感じで絶妙なおじさん要素が自分に取り込まれつつあるのをここ最近強烈に感じる。こうなってくると歳が若いとかもう関係ないんすよね。
そんなおじさん化の進行が著しい僕が一番うわあおじさんだわあと感じるのが、「なんでもかんでも野球に例えたがる」っていうやつですよね。
「野球は、人生そのもの」というミスター長嶋イズムをこれでもかと色濃く継承する世の野球好きおじさん集団に堂々の仲間入り。もれなく僕も野球で例えることにします。
前回の「欅坂センターダービー」もそこそこおじさん度高めでしたけど、今回は2017年現在アイドル界の「ベストナイン」選出というのをやってみたいなと。
楽曲大賞みたいなのは毎年あるけど、こういうのもやってみたら面白いんじゃないかなとはずっと思ってた節がある。グループには何かしらでスポットが当たるけど、個人にはなかなか行かないもんだよね。
というわけで1番~9番、先発・中継ぎ・抑えと監督の順で早速紹介。
例に漏れずですけど、完全な僕の主観と偏知識だけなので。マジレス禁止で。
1番・センター
俊足巧打の1番。やたらめったらちょこまか動きそう。
もともとはニコ動で踊ってみた動画をあげてただけの女の子が、最近では「Pzzz」というアパレルブランドを立ち上げてデザイナーも務めたり、埼玉特命観光大使に就任したりと多方面での活躍が目立つようになってきたピンちゃん。
そもそも僕がアイドル界で最も推してる子なので入れざるを得ない。
2番・セカンド
夢見るアドレセンス - 志田 友美
堅守かつ長打も期待できる、攻撃的2番。カープ菊池よりはヤクルト山田のイメージ。
アイドルとして強力な武器である抜群のルックスを兼ね備えているにも関わらず、常に話題には事欠かない最近の夢アド。もともと5人だったはずのメンバーが1人休養、1人卒業と気付けば3人になっていたのについこの間出たベストアルバムのタイトルは「5」。もう、壮大なギャグに思えてきた。
3番・レフト
BiS - プー・ルイ
極端なパワー特化型長距離砲。けど守備をやらせたらぽろぽろこぼす。イメージ的にはビルドアップした巨人長野からすべてのファインプレーをこそぎ落とした外野手。パワプロで言うと弾道4、ミートC、パワーA、あと全部Fみたいな。
良くも悪くもBiSを通じて、今のWACK所属アイドルの基盤を築き上げた張本人。今のアイドル界を語るうえで彼女の功績は無視できない。
しかし最近のWACK、なんかオーディションしかやってない印象あるんだけど。
4番・ファースト
乃木坂46 - 白石 麻衣
不可がない。打って良し、守って良し。あえて上位打線ではなく4番に置くことで「君臨」感を出してみた。
言わずと知れた、21世紀で最も写真集を売った人。この事実だけで無敵。日本の若い女性たちはみな口をそろえて「この顔になりたい」というらしい。高嶺の花すぎる。現実を見ろ。しかも喋らせても可愛い。もう言うことがない。あとヘビが苦手。かわいい。
5番・サード
アンジュルム - 和田 彩花
パワーよりも、バットにそつなく当てるうまさとグラブに収める上手さを評価したい。サードなのに肩はちょっと弱め。ショートバウンドさせがち。
あやちょも今となってはハロプロリーダーで、気付けばアイドル歴8年!びっくり。アンジュルム最後の初期メンとして長く生き残り続けてほしい。
ちなみに最近のハロプロ界隈でいうと道重さゆみ復帰という一大イベントがありましたけど、多分あの日ほとんどのドルヲタはradiko起動してヤンタンに噛り付いてたんじゃないですかね。僕もあんな食い入るようにラジオ聴いたのは久しぶりでした。
6番・ライト
Negicco - Kaede
ベテラン選手。
ロコドル代表ながらチームリーダー的存在として他選手を牽引する大黒柱。
「俺はアイドルで一山当てるんだ!」と息巻く、多少音楽をかじっていた地方出身のやつがことごとく売れないアイドルをプロデュースしかねない現状を生み出した張本人。新潟から出てきてこんだけ全国区になっちゃえば血迷う人も出てくるよね。新潟でアイドルといえばもうNegiccoでしょ。RYUTistもいいけど。あとNGT。
ていうかNGT48ってまだCD出してなかったんだね。「デビューシングル」とか言ってるから何言ってんだこいつと思ってたらマジだったわ。「青春時計」はマジでズルい。MVのあのアットホーム感はズルいわ。曲もいいし。
7番・ショート
里咲 りさ
地下勢代表。何かにつけてチャンスで回ってくる打順にちゃっかり居座る策士。基礎能力は決して高くないけど、持ち前の勝負強さと類まれなる発想力で下位打線からでもチャンスメークを狙える貴重な人材。
ちなみに以前も紹介した2017年ツアーファイナルZeppDIVERCITY、損益分岐点まであと743枚らしい。え?売れてね?思ってたより。
しかしこれはやっぱり策士というか、上手い。だって売ったら売ったでヤバいし、売れなくてもキャラクター上オイシイもん。新曲もなんかずば抜けてたし。
今思ったけどゆーみんとしゃちょーの二遊間って半端ねえな。
8番・キャッチャー
カントリー・ガールズ - 嗣永 桃子
最近流行りの「打てるキャッチャー」。好リードで投手を救うが、何かとスタンドプレーが目立つためチームプレイには不向きなタイプ。
あと2か月ちょっとでももちがアイドルじゃなくなるわけなんですけど、現実味なさ過ぎてヤバい。乃木坂のななみんの時とかもそうだったけど、すっぱり芸能界辞めて別の道へ進めるっていうのはよっぽど芯が通ってないと出来ないことだよなあと思う。
ぶっちゃけ稼ぎ的にも絶対今のほうがいいんだろうし…。すごいよねホント。自分の生活があまりに自堕落で恥ずかしくなる。正す気はないけど。許してにゃん。
9番・ピッチャー
<先発>
℃-ute - 矢島 舞美
唯一神。イメージは2013年の田中将大。最速153km/hの直球と、ほぼ同じフォームから繰り出されるため見分けが難しいカットボール、落差と緩急の激しい110km/h台後半のスローカーブを使い分けることで三振も奪いつつ、ゴロの山も築ける万能型投手。
℃-uteもあと2か月で解散。この話すると泣きそうになるからやめよう。
<中継ぎ>
小桃音 まい
ネタ枠。登板すると雨が降り出す。142~3km/hのストレートと、チェンジアップが武器。球速はないが、降ってきた雨を味方につけてやたら敵打者の手を滑らせる。
イメージはめちゃめちゃフォアボール出しちゃう、メジャー行ったあとの上原。
ファンの間ではまことしやかに「まいにゃが投げると雨が降る」と言われており、同じぐらい「まいにゃが投げてて晴れてたら負ける」と言われている。
<抑え>
欅坂46 - 平手 友梨奈
直球ゴリ押しタイプ。全盛期の藤川球児の球威と目力を100倍にした感じ。パワプロで言うと絶対「威圧感」持ってる。
こないだMステに坂道AKBのセンターで出てた時も半端ない目力だった。日々成長していく目力。そのうち第6感を纏いそうなレベル。目が合っただけで石にされそう。そのころには髪の毛1本1本が全部ヘビになってそう。
次点で代打の切り札にSUPER☆GiRLS・浅川梨奈とかPassCode・南菜生あたりが揃っていれば僕としては何も言うことなし。
今年のペナントレースも楽しみですね。
あ、最後に、監督はこの人です。
HKT48 - 指原 莉乃
第1回「欅坂46、平手友梨奈の次のセンターは誰だ」ダービー
久しぶりにガチガチのアイドルヲタクみたいなブログを書いてみます。ウィヒ。
欅坂46の4thシングル「不協和音」、みんな聴いた?
歌詞で主張してることがほとんど1stの「サイレントマジョリティー」と同義じゃねーかというツッコミはさておき、基本的には好き。こういうアングラな感じを出してくる曲の背中は無条件に押したくなる。ていうかどんだけ多数派の軍門に下りたくねえんだこのグループ。少数派であることを恥じないのは立派だが、このご時世出る杭はギッチギチに打たれるぞ。
カップリングの「W-KEYAKIZAKAの詩」もいい~。乃木坂でいう「乃木坂の詩」。
欅坂がデビューしてからというもの、当面の間は「14歳の最年少センター・平手」というのがもっぱらの触れ込みだったわけだけど、これまでの曲のMVを見てくる限りでは至って妥当な感じさえある。
この眼力。地方都市のバンドマン崩れぐらいなら睨みを利かせるだけで殺せそう。
アイドル界広しと言えど、14歳でこのレベルの存在感を出せるセンターというのはなかなかいない。前田敦子や大島優子とかあの辺とはまた違うベクトルの凄さ。
この平手さんが今までは欅坂46不動のセンターとして君臨していたわけだが、今後もし他のメンバーがセンターに立つことになったとして、この絶対的センターと同等もしくはそれ以上の完成度を出すことができるのかどうか、という話で今日はめちゃめちゃ盛り上がったのでもう少し掘り下げてみようと思う。
ちなみに、先輩グループである乃木坂46の場合はどうだったのか。
乃木坂はデビューしてから5枚目のシングルまでは、皆さんご存知の生駒里奈がセンターを務めていた。その後はいわゆる「福神(ふくじん)」と呼ばれる中心メンバーが入れ代わり立ち代わりでセンターを務めるというシステムになっている。
ちなみに最新作「インフルエンサー」では西野七瀬・白石麻衣のダブルセンター。この2人ほんとかわいくてもう…。乃木坂はとりあえずこの2人を推すこと前提で見るといろいろと幸せになれると思う。
といった感じで、乃木坂のほうはなんとなく「センター」が務まりそうな人材が豊富にそろっている。ちなみに今までセンターをやったことがないメンバーの中にも、あれ?この人やってなかったっけ?って人が何人かいる。秋元さんとかかずみんとか、あと箸くんとか。
一方、欅坂46。
といってもまだデビューしてたった1年しか経っていないのでそもそものキャリアがべらぼうに違うのは置いておくとしても、どうだろう。平手さん以外でセンターになって違和感のないメンバーって誰だろう。
そんなわけで、第1回欅坂46次のセンターは誰だダービー開催!完全に俺の主観だ!だから書いてある内容にごちゃごちゃ文句を言いそうな可能性があるやつは読むな!許せ! 相当失礼なことも書いてると思うけど俺欅坂めっちゃ好きだから!
◎本命
・渡辺 梨加(わたなべ りか)
通称「ベリカ」。欅坂の中で一番かわいいメンバーと言われるのと同時に、欅坂の中で最も「何もできない子」といわれる最年長。冠番組の中では余すところなくポンコツぶりを発揮し、カメラが回っているとほとんど何もしゃべらないし声もとにかくめっちゃ小さい。
ただやっぱりそのルックスとカメラが回ってないところでの立ち振る舞いに釣られる人が多い。普段そんなに喋らないからこそ不思議かつ謎めいたキャラクターとしての求心力に期待したいところ。
・長濱 ねる(ながはま ねる)
「ねる」は本名らしい。長崎県出身の、欅坂が誇る才女。最近ではやたらクイズ番組での露出が目立つようになってきた。タイムショックでやくみつるに負けてた時は割とガチでやくみつるに殺意が沸いた。やくじゃなくてねるが見てえんだ俺は。
グループ加入時に家庭内の事情でごたごたあって、本隊への合流が遅れたために「欅坂46」ではなく「けやき坂46」(ひらがなけやき)からの活動スタートを余儀なくされたものの、気付けば漢字欅と兼任しつつ2期生でもあるひらがなけやきのボス的存在に成りあがった。
そのおっとりしたキャラクターにハマる人が続出。ひらがな兼任ながら今最も順当に欅坂のセンターをやれそうな人材。ただその出自からして乃木坂で言うと秋元さんポジションなので、そうすんなりとはいかないだろうというのが大方の予想。
○対抗
・志田 愛佳(しだ まなか)
順当に人気のあるメンバー。グループ内では1,2を争うクールビューティーキャラだがただのキャラに収まってしまっていて実際はあんまりクールでもない気がする。
先日友人と話をしていた時、「志田ちゃんのさ、あの『頼みこんだらヒールで踏んでくれそうな感じ』がいいよな」って言ってるやつがいたけど、そう思ってるのは多分お前だけだと思うし天地が返っても志田ちゃんがお前をヒールで踏むことはねえし。身の程を知れ。ちなみに踏んでもらえるんであれば僕も踏んでほしいです。
・鈴本 美愉(すずもと みゆ)
これまでのシングル表題曲MVで、割と目立つところにいてチラチラと視界に入ってきてサブリミナル的なアピールを続けてくる、精悍な顔立ちをした愛すべきおバカ。
なぜか僕この子の生写真2枚持ってるんだけど、生写真とか公式の宣材とかは微妙に写り悪いのにテレビとかブログとかで見るとえ!栗太郎めっちゃかわいいんだけど!ってなるのはおそらく坂道ヲタあるある。あ、栗が好きなのであだ名は栗太郎です。
△要注目
・土生 瑞穂(はぶ みずほ)
正直テレビやMVで見る限りはそんなに取りざたされるメンバーではないんだけど、なぜかちょこちょこ目を引かれてしまうメンバー。ルックスはもちろん脚が半端なく長いモデル体型で女性人気をがっちり囲い込めそう。
地の力は十二分に秘めているはずなので、これからの活躍に期待。乃木坂でいうかずみんとか箸くんポジションになれる逸材。
・渡邉 理佐(わたなべ りさ)
デビュー当初はウルトラ芋っぽい感じだったのに気づけばなんかカッコいい女子になってた。志田さんと対を成すクールビューティーキャラ。
実は平手さんっぽい眼力とか佇まいとか、近いものがありそうな気がしている。個人的に。なんだかんだでここまではほとんど選抜の前列中心に位置しているため、ぬるっと中心に入り込んできてもそんなに違和感がないというか、むしろカッコよさを追及するのであればこういうタイプの人がセンターやってみるっていうのも面白い気がする。
×大穴
・上村 莉菜(うえむら りな)
「不協和音」のMVでやたら目についたのがこの人。
乃木坂で言うと、飛鳥ちゃんとかと同じ雰囲気を感じるのは僕だけではないような気もする。どこかで自分を俯瞰して見ているというか、なんか第3者目線を常に持って自分を見ていそうな感じ。
「不協和音」の上村さんめっちゃかっこよくて…。タイムコード00:38あたりのキメ顔とか、こんな顔するんだ…って感じで。やってやるぜ感がかなり出ててよかった。
・守屋 茜(もりや あかね)
通称「軍曹」。なんでもかんでも負けるとすぐ泣く。平成の世に落とされた国生さゆりの生まれ変わり。
乃木坂とか見てると、こういうタイプの子はセンターになりにくいのかな?って思ってたけど、ここ最近この人半端ないよ。存在感。MV観てるとめっちゃ思う。
なんか、アプガの森ティーとか元アイドリングの酒井瞳さんとかあの辺と同じ雰囲気。腕相撲のイメージが強烈すぎるんだな。
あなたならどの子に賭けますか?
もちろん、ここにいないメンバーでも可。ていうかできることなら全員ちゃんと紹介したいぐらいおもしろいグループなんだけどなー。
ちなみに僕はゆっかー推しです。
あなたの好きな日本のインストグループって何ですか?
この問いへの答え方で、なんとなくその人の人となりが見抜けます。
「SPECIAL OTHERS」と答えたあなたは、『フェスといえばロッキンよりもサマソニよりも、ライジングサンかアラバキ派』の人。
「DEPAPEPE」と答えたあなたは、絶対家に1個は麦わら帽子ある。
「te'」と答えたあなたは、とりあえず音がでかくて音圧さえあれば割と何でもよくなってしまうタイプの人。あと大体バケットハットが好き。あと9mmも好き。
「YMO」と答えたあなたは、おじさん。実年齢が若かったとしても趣味嗜好のベクトルが完全におじさんのそれ。「ライディーン」流しとけば2時間は語るタイプ。
「カシオペア」と答えたあなたも、おじさん。YMOよりも純度高めのおじさん。ややおじいさんに足かかってるぐらいのレベル。
「SAKEROCK」と答えたあなたは、8割の確率でここ3~4年の間にSAKEROCKと星野源の存在に気づきハマっていったタイプの女子。あと1割の確率でフェミニスト。もう1割の確率でハマケンのキャラが好きな変態。
大体当ててる自信あるわ~。
しかし何回聞いてもこの曲、未来生きすぎ。時代錯誤甚だしい。
この世にインストバンドなど星の数ほどあり、そのそれぞれにそれぞれの良さがある。ちなみにスペアザもデパペペもte'もYMOもカシオペアもSAKEROCKも全部好きです。ただ女子十二楽坊とかに関してはちょっとよくわからないんで、「インスト!?女子十二楽坊!!」って感じで覗きにきた鼻息荒めなおじさんとおばさんは申し訳ないんですけどお引き取りください。ていうか中国だし。あとAphex Twinとか言ったやつもさっさと帰れ。ここにお前の居場所はねえ。コーンウォールへ帰れ。
インストの何がいいかっていうのは人それぞれだと思うけど、その最たるところは「強烈な投影感を得られる」ところにあると思っている。
歌モノは歌詞があって、歌があるのが当たり前で、歌詞の中の登場人物や風景描写を追体験することによりカタルシスを得る。
直接的な表現をあえて避けて聞き手の理解力にゆだねる場合も多々あるにしろ、どうしても「枠」ができてしまうのはしょうがない。
スピッツの「春の歌」聴きながら雪景色想像しろって言われても無理だ。そういうことだ。歌モノにはいい意味でも悪い意味でも「枠」があって、そこから外へ出ることは基本的にはできない。
それが歌モノの良さでもあるんだが。
インストというのは歌詞がない。歌がない。場合によってはメロすらない。
だからこそ自分の好きなままの物語を強烈に投影することができて、歌モノにはないオーダーメイド感が味わえる。付けようと思えば自分で歌詞だってメロだってつけられるわけだし。
ただそうやって付けたメロや歌詞は往々にしてしっくりこない。
なんなんだろうあの現象。
だが逆に言うと、インストの曲で「枠」を作ることはめちゃめちゃ難しい。
どうとでも解釈できるからこそ、春の曲を作ったつもりなのに「冬っぽいな~この曲」と思われてしまうこともある。そりゃあ歌詞がないから、この曲が春だということを指し示す物差しがないわけだから、当然そうなるのもしょうがない。
だからこそ、インストなのに「枠」がある曲が作れるインストグループっていうのは本当にすごいんだと思う。
さあこっからがやっと本題だ。
今日は「あらかじめ決められた恋人たちへ」の話がしたいんだ。
この曲を聴いて、どういう風景が浮かんだだろうか。
過半数が「少年・少女時代」と答えたはずだ。
絶対そうだ。いや違うとは言わせない。
こんなノスタルジックな曲ある?聴いてたらそのまま眠りについて目が覚めたら小学3年生ぐらいに戻ってそうだよ。夕方の街をランドセル背負って歩いて帰るあの感じ。縁石の上と白線の上しか歩けないっていう謎の自分ルール作って家までの道を歩いてたあの日々。友達と遊んで日が沈んで、坂道を自転車でかけ下りながら家に帰るあの風景。交わした言葉も嗅いだ匂いも秒で思い出せる。
…っていう「枠」の中でのオーダーメイド物語が出来上がる。
すごくね?これ。
まあ確かにちょっとズルいところはある。鍵盤ハーモニカとか使われるだけでノスタルジーだし。あの音で引き戻される感じはあるけど、それ抜きにしても畳みかける構成とPVの逆再生も相まってとんでもねえノスタルジー。
初めてあら恋聴いたのが学生のころで、なんかそれ以来思い立っては聴いてまた思い立ったときに聴いてっていうのを繰り返してる。絶妙な中毒性。
あとこのライブ感。
イントロのメロがテルミンっていう超絶飛び道具なのに泣ける感じ。
一見カオスなのに、超ロジカルなカッコよさ。半端ない。
インストの曲の良さは何度も言うようにオーダーメイド感なわけなので、あんまりあれこれこねくり回して説明するよりも、自分にぴったり当てはまる情景描写を探しながら、自分なりの追体験状態でとにかくいっぱい聴いてもらうのが最高に気持ちいいと思う。
というわけで、ここまで見た皆さんは来月出るあら恋のベスト買ってください。
聴き終わってから、聴いた人同士でおれはこんな物語だったとか、おれはこういう風景が浮かんだとか、そういう話ができれば、それはとてもインスト冥利に尽きる素敵なことだと思うんです。
BiSH「NEVERMiND TOUR」@福岡DRUM LOGOS
いやーーーーーーー、やられた。
BiSH、再三に渡って言い続けてきたけど、また更新された。最高が。おかげで声が出ない。腕も上がらない。満身創痍。普通にアザできたしポケットに入れてたタバコとライターは気づいたらどっかいってたし靴紐も切れたし。
それでも、この多幸感でぜんぜんプラス。タバコもライターも靴紐も買えばいい。
1. Am I FRENZY??
2. DEADMAN
3. OTNK
-MC-
4. ウォント
5. 本当本気
6. Hey gate
7. ファーストキッチンライフ
8. デパーチャーズ
9. DA DANCE!!
10. Primitive
11. My distinction
12. サラバかな
-MC-
13. スパーク
14. Stairway to me
-鬼バンドソロ-
15. ヒーローワナビー
16. MONSTERS
17. beautifulさ
18. ぴらぴろ
19. オーケストラ
EN1. ALL YOU NEED IS LOVE
EN2. BiSH -星が瞬く夜に-
BiSHのワンマンは今回で3回目なんだけど、別に意図したわけじゃないのに毎回シチュエーションが違うときに行ってしまう。1回目はまだハグ・ミィがいたころだし、2回目はアユニ・Dの加入直後。
そして3回目になる今回の「NEVERMiND TOUR」では、BiSHの楽曲プロデュースを手掛けている松隈ケンタが率いる『鬼バンド』というスリーピースのバックバンドが全公演帯同している。BiSHがバックバンド体制でツアー回るのは初めてだったかな。
ちなみにこの人たち、ガチの鬼だった。ファッションじゃないほうの鬼。節分に出てくるやつとかじゃなくて、桃太郎を待ち受けてるガチなほうの鬼がギターとベース背負ってスティック握ってた。そんぐらいの気迫と音圧。
結成当初から追ってるグループではあるけど、ここまで露骨に場数を踏むことによって成長していくグループもなかなかいない、と思ってる。
実際、今年に入ってからも結構な数の現場に行ってるつもりではあるんだけど、でもBiSHはどうしてもレポを記しておきたくなるぐらい毎回良い。ほかが悪いというわけじゃないけどね。成長と変化の早さが露骨。
過去の公演と比べても今回特に際立っていたと思うのが、「バカ騒ぎパート」と「聴かせるパート」をくっきりはっきり差別化していた部分。
大前提として、BiSHの曲は全部手放しでめっちゃ良いじゃないですか。そのなかでもバカ騒ぎ曲と聴かせる曲の2種類に大別できると思うんですよ。これは別にBiSHに限った話ではないけど、特にこのグループはその差が顕著。
こういうのがバカ騒ぎ曲だとすれば、
こういうのが聴かせる曲。わかりやすいね。
セットリスト見ると、あからさまに区分けしてある。1~9はバカ騒ぎパートで10~15は聴かせるパート。16~19は完全にアンセムの応酬合戦で、最終的にアンコールの展開で泣かせにかかってくる。
分かりやすく区分けをしたことで新規の人にも間口を広げつつ、既存のファンにとっても曲調による急激な温度変化が無いように配慮している。これはもう完全に試合巧者の仕事だ。完璧じゃないか。
アイドルに求められているのは「非日常的な多幸感の提供」だというのは前々から言ってるけど、BiSHの多幸感は他のアイドルのように「かわいい女の子たちが一生懸命歌って踊っている」というところだけではなくて、純粋な楽曲の良さによる音楽的な多幸感も極振りで上乗せされているのでもうなんかよくわかんない。
あぁ…みんなかわいいし…曲めっちゃ良いし…ヤバい…楽しい…ヤバい…ってなる。語彙を殺される。あっという間に脳の機能が止まり、モッシュの波へうずもれてしまうことこそがこの世の幸せなんだという錯覚を生み出す。アイドルのライブを見に行って楽しかったというよりは、めっちゃ良いひとつの音楽体験をしてきたという感覚のほうが個人的には強い。
序盤でモッシュの波にのまれ、気付いたら最初いた位置とは全然違うところで、隣の全然知らないおっちゃんと肩組んでシンガロングしてた。たださすがに圧死しそうだったので何とか逃れて後ろのほうでゆっくり聴いてたら「スパーク」あたりでなんかめっちゃ泣きそうになって、やっぱり前行こ!っつって「MONSTERS」のハチャメチャ感を文字通り肌で感じたりしてた。
終盤に「ぴらぴろ」持ってくるのヤバいね。ほぼ思考が機能してない状態であんなもん聴かされたら脳が強烈にしびれるんですよ。この曲とか「beautifulさ」のサビ振りコピとか、ああいうのが本当の意味で一体感っていうんだろうな。やってない人のほうがいなかったもん。この曲のサビには思考を止める能力があるんだよ。何も考えずに腕を振り上げることしかできなくなる魔法がかかってる。
あとBiSH現場の何が良いって、お客さんがみんないい人。変なピンチケとかマジでいない。いやまあ、やんちゃなのはいるけど。それでもサイ投げしたりするやつとか、ダメだっつってんのにリフトとかダイブとかするやついないし。その上ちゃんと周りの人助けるし、「もうヤバい」って下がる人がいたらちゃんと道開けるし。
ああいうちょっとしたマナーの良さがところどころに垣間見えるからこそBiSHの現場好きっていうのもあるのかな。あとみんな純粋にBiSH好きそう。聴かせる曲の時はちゃんと聴くし、場合によっちゃ泣くし。「オーケストラ」終わった後ぐるっと周り見たら多分ほとんど泣いてた。おれも泣いた。
終わった後全然知らないやつ同士でフリーハグ状態。おれも知らないおっちゃん10人ぐらいと「お疲れした!お疲れした!いやーマジで、よかった!!よかったっすね!!お疲れした!」とか言い合いながらハグして帰った気がする。覚えてないけど。誰だったんだろうあのおっさん。
ともあれ、相変わらず最高だった。ちなみに次のツアーの山口公演もすでに取ってあるのでバッチリ観に行きます。
まだまだ目が離せないBiSH。
野音を超える大きいキャパでのライブが早く見てみたい。
頭がおかしくなっちゃっても クズじゃない 知ってた?
ここでやめちゃだめでしょ to die or 生
- 本当本気